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一面薄紫色 亜麻の花が満開 更別

薄紫色の亜麻の花が畑一面を彩る(13日午前9時半ごろ、折原徹也撮影)

 【更別】村協和区の畑作農家小谷広一さん(65)の畑で亜麻の花が咲き始めた。亜麻仁油(あまにゆ)などの原料として、注目を浴びている亜麻。薄紫色の小さな花が12ヘクタールの畑一面に広がっている。

 亜麻は1960年代まで繊維用として盛んに栽培されていたが、化学繊維の台頭で姿を消した。近年は種子を絞って抽出する亜麻仁油が健康食材として人気が高まり、小谷さんは6年前から栽培を始めた。

 企業に出荷するとともに、昨年は管内の農家と協力して会社を興し、自社ブランドの亜麻仁油の販売を始めた。作付面積は昨年の3倍に増やした。

 朝から太陽が出ている日は昼を過ぎると花が散ってしまうが、次の日は新たなつぼみが硬貨ほどの小さな花を咲かせる。散った後に残った種子を8月下旬から収穫する。

 花は今月下旬まで楽しめる見通しで、本州から写真撮影に訪れる人も少なくない。小谷さんは「花が咲いている時間が短く、珍しい花なのでぜひ見に来てほしい」と話している。
(深津慶太)

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