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とかち広域消防局スタート 受信切り替え作業

十勝全域から119番を受ける帯広の指令センター。職員が真剣な表情で業務に当たっている(1日午前10時45分ごろ)

 十勝管内6消防本部を統合した管轄面積日本一の「とかち広域消防局」の運営が1日にスタートした。管内の119番通報を一括して受信する「消防指令センター」では、同日午前から通信システムの切り替え作業が順次始まり、職員たちは緊張した面持ちで業務に当たっている。

 指令センターには、帯広を除く5本部から12人が派遣され、帯広の職員と合わせた24人(2交代制)が勤務。位置情報システムなど最新の設備により、119番通報を受けると通報者の位置情報が瞬時に、モニター画面上に表示され、場所の特定や出動指令をこれまでより早く行うことができる。ただ、町村の消防署に直接電話した場合は位置情報は機能しない。同局は119番での通報に加え、「十勝全域の通報を一カ所で受けるため、必ず場所は市町村名から伝えてほしい」と呼び掛けている。

 119番通報の受信切り替え作業は1日に旧西十勝消防本部の管轄区域(新得、清水、芽室)を皮切りに始まり、7日までの一週間で管内全域で完了する。山本学情報指令課長は「日本一の管轄面積の消防局は全国的にも注目されている。ミスのないよう2重3重で注意しながら対応していきたい」と話した。 
(高津祐也)

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