然別湖の遊漁、来月解禁 ミヤベイワナ2匹まで
【鹿追】町は2月1日から、大雪山国立公園内の然別湖で昨年に続いて冬季遊漁を実施する。1日20人限定で、同湖に生息している道の天然記念物ミヤベイワナを釣り上げた場合は最初の2匹までをキープすることができる。3月21日まで。
町は2005年からキャッチアンドリリース、使用する釣り針の限定や、期間、人数制限などで遊漁を許可している。昨年、冬期間の観光客誘致とともに、外来種のニジマス、サクラマスの防除を目的として、然別湖が結氷した冬季の遊漁を然別湖畔温泉旅館組(坂本昌彦組合長)に管理を委託して実施。2月1日から3月22日までの期間中、161人が参加し、ミヤベイワナ953匹、サクラマス27匹、ワカサギ16匹、ニジマス7匹、ウグイ1匹の釣果があった。
今冬も冬季遊漁事業を行うことにし、昨年同様、ホテル風水左側の「3の湾」で実施する。
時間は午後1時から同4時までで、実際の釣りは同3時半まで。1人さお1本(予備は制限なし)で、ルアーまたは餌釣りのみ。ワーム(ゴム・ラバー製)は禁止。釣り針は返しのないシングルフックのみ。
ミヤベイワナはキャッチアンドリリースが原則だが、釣り上げた2匹目までは持ち帰ることができる。3匹目以降キープせざるを得ない状況となった場合は現場の係が回収する。ミヤベイワナ以外の魚については制限無し。
また、湖を汚さないためにテントは遊漁管理者が用意したものに限り利用でき、火気はガスカートリッジ式シングルバーナー1台のみ。油の暖房は禁止。釣った魚は調査用紙に記入する。
遊漁料は1人1360円で、同行する中学生以下(保護者同伴のみ)は340円。完全予約制で、申し込み、問い合わせは管理事務局の然別ネイチャーセンター(0156・69・8181)へ。(大野篤志)
◆冬季遊漁について
・然別湖冬季遊漁レギュレーションpdf-JAめむろホームページ