あけぼのかき分け、畑で「雪割り」
雪に覆われた土壌を露出させ、収穫できずに畑に残った「野良イモ」を凍結させる「雪割り」の作業が十勝管内の各地で行われている。
野良イモが雪解け後に芽を出すことを防ぐための「雪割り」は例年、年末に始まり、管内でも昨年12月から各地の畑で見られるようになった。現在の作業は、とかち帯広空港で56センチを記録するなど、18日午後から管内各地を見舞った大雪に合わせて行われている。
冷え込みが厳しくなった25日朝、帯広市以平町の畑では、農家から委託された業者がトラクターで畑に入った。朝焼けを背に、「ドドドッ」という重いエンジン音とともに雪と土を掘り起こしていた。(大谷健人)