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畜大うまぶ、流鏑馬と軽乗特訓中 17日に馬フォーラム

 馬との交流を目的に4月に発足した帯広畜産大学のサークル「うまぶ」(中堀祐香代表、14人)が17日、同大で開かれる「ちくだい馬フォーラム」で、馬上で曲芸を披露する軽乗演技と流鏑馬(やぶさめ)を初めて披露する。乗馬未経験のメンバーも特訓を重ね、本番に向けて着実に完成度を高めている。

 うまぶは発足後、乗馬に限らない馬の楽しみ方を模索しようと軽乗演技と流鏑馬の練習を開始。同大が馬教育で連携する東京の公益財団法人「ハーモニィセンター」から指導者として派遣されている鈴木善博さんが、週1、2回の指導に当たっている。

 軽乗演技にはメンバー5人が挑戦。円を描くように走る1頭の馬にメンバーが代わる代わる乗り、立ち上がったり、逆立ちするなど1人4つから5つの曲芸を披露する。同大体操部で乗馬は未経験だったという園昂大さん(3年)は「力だけでは馬とのタイミングが合わず、呼吸を合わせるのが難しい」と苦労しながらも、「自分にしかできない逆立ちや宙返りなどを見てほしい」と意気込む。

 4人が披露する流鏑馬では、70メートルの走路に設置した2つの的を狙う。一般的な大会に比べて走路が短いため、最初に矢を放ってから次の的まではわずか3~4秒ほど。まともに2本の矢を放つことすら難しいという。

 高校時代に弓道の経験がある小林萌友さん(2年)は「乗馬は初めてで、スピードについて行くのが大変。本番ではしっかりと乗ることができれば」と成功を願う。

 うまぶが、軽乗演技と流鏑馬を一般の前で披露するのは初めて。中堀代表(3年)は「プロのようなすごいものは期待できないと思うが、学生がここまでできること、練習できる環境が整っていることを知ってほしい」と広く来場を呼び掛けている。

 同フォーラムは今年で3回目。軽乗演技と流鏑馬は馬イベント(午前11時~午後3時)の中で行う。この他、体験乗馬や厩舎(きゅうしゃ)の見学、馬の生態が学べる「馬の学校」などもある。午後3時半からは同大講義棟で専門家が講演する。入場無料。(高津祐也)


◆帯広畜産大学のサークル「うまぶ」について
畜大うまぶ-公式twitter

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