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帯広製造のキャンピングカー全国で人気 ドリーム・エーティー

全国的な人気のキャンピングカーを紹介する浅野代表

 キャンピングカー製造販売のドリーム・エーティー(帯広市、浅野秀弘代表)の車種が全国から注目され、人気となっている。トヨタのワゴン車「ハイエース」をベースにしたドリーム・エーティー製シリーズ「ウォーク」は、同社がある帯広の工場で製作し、内装が丈夫で品質が良いことがユーザーに評価されている。工場はフル稼働しており、「今受注しても11月以降まで待ってもらう状況」(浅野代表)という。

 同シリーズは2009年に販売を開始した。年1回東京で開かれる国際規模の「キャンピングカーショー」に出展し、全国の主要都市で開かれる展示会にも積極的に参加。ユーザーの評価が高く、雑誌に紹介されるなど知名度が上がってきた。

 輸送費の面では帯広は不利だが、同社は「関東の価格では売れない。品質はしっかりとした上で、十勝でも売れる価格」を目指して製作してきたことが全国的な人気につながった。

 受注が多い「スーパーロング・ワイドボディー・ハイルーフ」のタイプA(四輪駆動)で1台439万5600円と、同じような内装と使用資材で他社と比べ約1割安価という。

 大きさは3種類。運転席など一部を除き同社が設計製作。例えばシートは15色、クッションフロアは13色などユーザーの好みで選べる。生地は頑丈で細かい仕上がりを特徴とし、煮炊きをあまりしない車中泊感覚に合う作り方が、今の需要にも合致している。福祉対応もしている。

 従業員7人で生産能力は年間50~60台。ここ3年間はフル稼働が続く。日本RV協会(東京)製造技術副部長も務める浅野代表は「うちを選んでくれるのはうれしい。お客さんの夢に近付ける車づくりをしたい」と話す。

 問い合わせは同社(0155・36・7711)へ。
(関坂典生)

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