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帯広協会が緊急募金 ネパール大地震、十勝でも支援の動き

募金活動への協力を呼び掛ける編田会長とアディカリ副会長(左から、十勝毎日新聞社で)

 ネパール中部で4月25日に発生した大地震を受け、十勝管内でも支援の動きが広がっている。帯広市民有志らでつくる「帯広ネパール協会」(編田照茂会長)が3日から市内で緊急募金活動を始める他、イオン帯広店(西4南20)も店内で10日まで募金活動を行っている。

 今回の地震では多くの建物が倒壊し、死者は周辺国も合わせて6000人を超えている。被害者はさらに増える可能性が高いとみられている。

 十勝在住のネパール出身者らも加入し、昨年9月には同国大使を招いた交流会も開くなど縁の深い同協会関係者は、地震に深く心を痛めている。同国出身で副会長のアルジュン・アディカリさん(39)は「ネパールは地震がない国で、私自身も日本に来て初めて地震を体験した。建物も耐震構造になっていない」と被害拡大の背景を説明。「内陸なので支援も届きづらく、食料が一番困っている」という。「日本にいながら、できることをしていきたい」と協力を求める。

 青年海外協力隊員として1990年から2年間、同国の首都カトマンズに滞在した編田会長は「できるだけ早く困っている人たちに届けたい」と理解と協力を呼び掛けている。募金は在日ネパール人協会を通じて被災者支援に充てる。

 イオン帯広店は4月28日に募金活動を開始。店内直営各売り場のレジカウンター前に募金箱を設置している。同店は「被災した人たちが、一日も早く平常な暮らしを取り戻せるよう協力してほしい」とする。
(松田亜弓、丹羽恭太)

 同協会の募金活動の時間と場所は次の通り。

◇街頭
▽3日(午前11時~正午、午後1時~同2時)=藤丸前
▽4日(同)=長崎屋帯広店前

◇施設内
▽4~31日=ナマステ(西6南27)、ビスターレビスターレ帯広店(西18南5)、同2号店(西11北1)、スーリヤ(緑ケ丘7)

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