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学生と住民の交流創出 十勝カレッジサイロ始動

中心部に立ち上がった「十勝カレッジSILO」の本部と関係者。左から金澤社長、小田社長、長澤学長、河野助教、加藤社長

 帯広中心部を舞台に学生と住民の交流を創出するプロジェクト「十勝カレッジSILO(サイロ)」で、帯広畜産大学(長澤秀行学長)は13日、街中を利用した課題研究や課外活動の拠点となる本部を市内大通南11のTRAD十勝ビル1階に立ち上げ、事業をスタートさせた。拠点施設の1つ「まちなか学生寮」には既に、活動の中心となる学生数人が入居している。今後は学生が手掛けた農畜産物の販売、8月にはジンギスカンを食べながら地域住民と交流する催しを行う。

 同大はこの日午後、設置した本部で、プロジェクトの運営に協力する六花亭製菓(小田豊社長)、不動産業のTRAD(金澤耿社長)、加藤家具店(加藤正昭社長)の3社と記者会見を行い、長澤学長と各社の代表者が出席した。

 プロジェクトの代表を務める長澤学長は「学生が消費者や企業と意見交換することで人材育成が進む。幅広い視野を持った人材を社会に送り出したい」と抱負を語った。小田社長は「学生と経営者の接点をつくるため協力したい」、金澤社長は「街中のために場所の提供ができれば」、加藤社長は「既存の物を利活用して、自立した組織でありたい」とそれぞれ意気込みを述べた。

 同大はJR帯広駅から約6キロほど離れた郊外にあるため、学生の研究・課外活動は大学構内やその周辺が中心だった。プロジェクトは学生を街中に誘い出すことで、同大の研究成果を生かし、地域の発展に貢献する狙いもある。

 本部に加え、市内中心部周辺にアパートを借りて学生寮を設置。また、六花亭サロン(大通南5)を月1回程度、経営者や学生の講義や成果発表の場として活用する。今後は学生寮の寮長と同大の河野洋一助教(農業経営学分野)ら教員で運営委員会を組織し、学生が立案したイベントなどを実施していく。(高津祐也)

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