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ブルーム「銀龍苺」使用のスイーツ東京で販売 音更

糖度が自慢の甘くておいしいイチゴ「銀龍」

 【音更】町内でイチゴを生産する農業法人ブルーム(下音更北5線、齋藤伸二代表)のブランドイチゴ「銀龍」を使ったスイーツが、東京都の西武池袋本店催事場で開かれる「春の北海道物産展」(4月2~14日)で販売される。音更で生産された「春イチゴ」が首都圏の消費者へスイーツに生かされて届けられる。

 北海道物産展のテーマは「できたて」。春に楽しめる鮮度にこだわった北海道の旬を展開する。道内から約85店舗が出店し、海鮮やすし、ラーメンなどさまざまなジャンルの味覚が楽しめる。

 スイーツ分野は、5店舗から収穫したての銀龍を使ったオリジナルスイーツ9品が提供される。十勝から唯一出店する帯広市内の「十勝Sweetsベリーファーム」は「銀龍いちごロールケーキ」(税込1404円)、「トリプルベリーミルフィーユ」(同324円)など3品を物産展限定で用意する。

 ブルームは2004年にイチゴ栽培を開始。北海道産のイチゴは酸味が強い「夏イチゴ」が一般的だが、ブルームは糖度の高い「春イチゴ」を生産。管内だけではなく、全国の製菓店などへ1年を通して出荷し、創業以来欠品せずに納品している。

 当初はビニールハウス1棟でのスタートだったが、12年間でハウスの面積を40倍に拡大。現在は約8316平方メートル、17棟で24人の従業員を雇い入れ、雇用の創出にも一役買っている。生産量は全道の12%、同種類の「春イチゴ」に限定すると60%を占める。

 齋藤代表は「質の良いイチゴを作ることができるのは、気候に恵まれているおかげ」と話す。大雪山系の太平洋側に位置しているため、道内の他の地域に比べて風や雪の影響を受けにくい。加えて日射量が豊富で、気温の寒暖差が大きいため、イチゴを作りやすいという。

 3月中旬には「苺大福」の販売も始めた。イチゴの水分が大福に染みこまないように、イチゴと大福をそれぞれ分けて、自分で包むスタイルにし、よりおいしく食べられる工夫を凝らした。大福は2個セット(税込540円)、5個セット(同1404円)の2種類。

 齋藤代表は「十勝産のおいしいイチゴを堪能して旬の北海道の味覚を楽しんでもらえれば」と話している。(川野遼介)


◆ブルームについて
農業法人ブルーム-公式ホームページ

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