314人がキャンパスに別れ 帯広畜産大学卒業式
帯広畜産大学(長澤秀行学長)の卒業・修了式に当たる「学位記並びに修了証書授与式」が、20日午前10時から同大講堂で開かれ、卒業生314人が思い出のキャンパスに別れを告げ、決意新たに一歩を踏み出した。
卒業生の内訳は学部獣医学科46人、同畜産科学課程209人、別科(草地畜産専修)15人、大学院畜産学研究科修士課程(3専攻)29人、博士前期課程(畜産衛生学専攻)11人、同後期課程(同)4人。
卒業生・修了生一人ひとりの名前が読み上げられ、長澤学長が各課程の代表者に学位記・修了証を手渡した。長澤学長は「畜大発のグローバルな人材として『食を支え、くらしを守る』さまざまな分野において大いに活躍し、地域社会や国際社会に貢献することを祈念する」と述べた。学業成績優秀者8人が表彰され、同大マンドリンサークルによる学生歌「逍遙歌(しょうようか)」の演奏で閉会した。
終了後、講堂前では後輩らが卒業生に花束を贈ったり、胴上げするなどして新たな門出を祝福した。
4月からJA全農ET研究所(上士幌)に就職する真方(まがた)文絵さん(32)=博士後期課程卒業=は同大を含む3大学14年間の学生生活を振り返り、「支えてくれた両親に感謝。お世話になった生産者に恩返しできる研究をしたい」と意気込みを語った。(高津祐也)
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