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「体を動かす将棋のよう」 白樺学園GB部 まちマイ芽室編

「やれば面白さが分かる」と強調する久保、清水両主将と春木顧問(右から)

 高校に部活としてのGB部があるのは道内2校。それも白樺学園高校と帯広大谷高校の十勝管内の学校だ。このうち、芽室町内に学校がある白樺学園は昨年、愛好会から部に昇格した。

 女子チームの久保香菜絵主将(3年)と男子チームの清水勇樹主将(3年)はいずれも担任の誘いで入部したが、今ではGBは楽しいと口をそろえる。「作戦を立てるのが楽しい。相手チームの玉をコートからはじき出したり、チームで協力してブロックしたりと、まるで体を動かす将棋のよう」と清水主将。久保主将は「試合中でも、コート外では相手チームの人とコミュニケーションを取ることができるし、大会では小学生からお年寄りまで広く交流できて、人との関わりが楽しい」と話す。

 ただ、発祥の地でありながら、小中学校では教えていない現状も。お年寄りのスポーツというイメージのせいか、なかなか競技人口の裾野(すその)が広がらず、部員も少人数のままだ。

 全国では国体の公開種目になり、インターハイの新競技に加わる可能性も出てきた。春木雄一郎顧問は「チームが少ないので全国大会に出場しやすい。来年は入部希望の新1年生もいるので期待したい」と、発祥の地の高校として全国で活躍することを誓う。(石田宇郎)


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