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SORA入場者2500人 大樹

多くの子供たちらが視察したSORA。宇宙への取り組みを身近に感じる場所として存在感を示した

 【大樹】今年5月にオープンした町宇宙交流センター「SORA(そら)」の来場者数が、10月末で約2500人に上った。従来の視察施設だった町多目的航空公園の昨年度実績(延べ614人)の約4倍以上。大気球模型や小型ロケット実機の展示など宇宙への取り組みが身近に感じられる管内唯一の施設として、存在感を示した。

 来場者の内訳は十勝管内64%(町内26%、町外38%)、十勝管外19%、道外16%。管外では石狩が45%と半数を占め、日高13%、上川12%、胆振9%、釧路8%と続いた。無料で自由に見学できるため、前年度までは少数だった個人での来場が増加。管外団体の視察も目立つようになった。

 訪問者用の感想ノートには「近くに宇宙を感じられた」「子供たちの夢が(SORAから)宇宙まで広がってほしい。何度でも来たい」「宇宙や未来への夢に感動した」など歓迎の声が寄せられた。町が手掛ける宇宙への取り組みに期待するメッセージもあった。

 同センターのオープンに合わせて企画したスタンプラリーも好評。同センター、晩成温泉、道の駅・コスモール大樹を巡ると大樹オリジナル缶バッジがもらえるもので、同センター来場者の4分の1に当たる650人が参加した。最も多かったのは道外客37%。このうち、半数以上(56%)が同センターを起点に町内を周遊しており、同センターの存在が来町のきっかけになっていることを示した。

 町は「『宇宙のまち・大樹』の名前が全道に少しずつ浸透していることを実感した」としており、来年度は企画展などを開催する方向で検討している。

 同センター(木造平屋、約155平方メートル)は大気球模型、小型ロケット、小型衛星など「宇宙のまち・大樹」ならではの展示物50点をそろえている。1985年に「航空宇宙基地構想」を掲げた町でありながら、観光客や各種視察に対応するための独自施設がなかったことから建設した。総事業費は3990万円(1740万円は道補助)。(関根弘貴)

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