高島地区でツクネイモ収穫 池田
【池田】町内の高島地区で、山イモの一種「ツクネイモ」の収穫が行われている。機械で掘り起こす土の塊の中から、ごつごつとした丸い形のイモが次々と顔を出している。
道内でツクネイモのまとまった栽培は同地区のみで、今年はJA十勝高島(八木英光組合長)の10戸が計8・6ヘクタールを作付けした。春先からの天候にも恵まれて順調に生育し、大きさは例年より小ぶりだが、まずまずの出来に仕上がったという。
収穫作業は既に最終盤で、8日午前は同地区の畑作農家上口博貴さん(29)の畑で、大きいもので直径20センチ近くのイモが掘り起こされていた。上口さんは「いろいろな食べ方があるので、十勝の人たちにも、ぜひ試してほしい」と話していた。収穫したイモは主に関西方面へ出荷され、贈答品や和菓子などに使われる。(井上朋一)