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憲法を考えよう 帯畜大生がカフェ企画

「豆腐を食べながら憲法について語ろう」と参加を呼び掛ける片岡さん(左)と櫻井さん

 一緒に憲法について話そう-。帯広畜産大学の片岡知子さんと櫻井李奈さん(ともに獣医学部6年)が、弁護士と協力して憲法の学習会「憲法カフェ」を企画した。26日午後1時から同4時まで、「あがり框(かまち)」(帯広市西10南5)で開く。

 憲法カフェは、若手弁護士でつくる「明日の自由を守る若手弁護士の会」が全国各地で開いている。弁護士を囲んでお茶を飲みながら語り合う中で、憲法を身近な存在に感じてもらおうとの取り組み。

 片岡さんは特定秘密保護法や集団的自衛権など、憲法にも関わる時事問題に興味があった。昨年12月には、国会周辺で行われた同法成立に抗議するデモも見に行った。「お年寄りが寒い中で『反対』を訴える姿に考えさせられ、スピーチをしている若い人が格好良く見えた」という。一方で、デモ参加者とそれ以外の人たちの間の温度差も痛感。「その温度差を埋められないか」と考えた。

 そうした中で憲法カフェについてネットで知り、同会に問い合わせたところ、帯広の中原正樹弁護士を紹介された。中原弁護士の協力を得て、帯広で初めてのカフェ開催が実現する。

 片岡さんに誘われて企画から携わる櫻井さんは、もともとニュースには興味がなかったが、カフェの打ち合わせで弁護士と話すうちに、新聞やテレビで扱われている問題が「憲法とどう関係するか分かり、身近な問題だという実感が持てた」という。「自分もカフェに参加し、憲法のことを深く考えるきっかけにしたい」と話す。

 当日は中原弁護士ら4人の弁護士が参加予定。参加者は複数のグループに分かれ、それぞれ弁護士を交えて身近な問題と憲法との関わりについて話し合う。片岡さんは「柔らかい雰囲気の集まりにして、いろいろな人の意見を聞いてみたい」と多くの参加を呼び掛けている。

 定員40人。参加費700円(ドリンク、あがり框の豆腐付き)。申し込みはEメール(kenpouobihiro@gmil.com)で名前、連絡先(メールアドレス、携帯番号)を知らせるか、斉藤道俊法律事務所まで電話(0155・67・6548)で。(丹羽恭太)

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