コーン、小豆、枝豆のフリーズドライシリーズ商品化 JAめむろ
【芽室】JAめむろ(辻勇組合長)はスイートコーン、小豆、枝豆のフリーズドライシリーズを商品化し、町内2カ所で販売を始めた。さくさくとした食感で、調理せずにそのまま食べられるのが特徴。同JAとしてフリーズドライの商品化は初めてで、素材そのものの甘みなどを閉じ込めた新商品として販路拡大を目指す考えだ。
「もろこし物語り」「あずき物語り」「えだまめ物語り」の3種類。スナック感覚でそのまま食べられる他、「『もろこし物語り』は粉末にしてスープに入れたり、サラダのトッピングに使ったりして活用できる」(同JA)という。
枝豆は同JAで塩ゆでしたものを使用。小豆は「きたろまん」を使い、ビート由来の砂糖で味付けした。スイートコーンは味をつけずに商品化し、1袋(30グラム)に1本分の実が入っている。
同JAは冷凍品などの加工品を製造してきたが、消費者ニーズの多様化を背景に5年ほど前から新たな加工品開発に着手。「素材の良さを閉じ込め、手軽に食べてもらえる」(同)とフリーズドライ商品の開発に取り組んだ。製造は管内の企業に委託した。
各270円。枝豆は1袋25グラム、小豆は同45グラム。Aコープめむろ店、めむろファーマーズマーケット愛菜屋で販売している。
同JAはフリーズドライ商品での販路拡大も視野に入れている。既に同JAを訪れる大手小売チェーンの担当者に試食を勧め、「特にスイートコーンの甘さに驚いてもらえた。評判もいい」と手応えを感じている。(深津慶太)
◆新商品 “十勝めむろ フリーズドライシリーズ”について
・十勝めむろフリーズドライシリーズ3種類の概要-JAめむろ公式ホームページ