「粒ぞろいで収量も良」、新得でソバ収穫本格化
【新得】町特産のソバの収穫が最盛期を迎えている。新得物産サホロ農園(清水輝男社長)の畑でも大型の収穫機を使って刈り取る作業が本格化し、緑と黒のソバの実が次々とトラックの荷台に注ぎ込まれていた。
同農園では北新得、福山農場、上佐幌の3カ所計70ヘクタールの畑でソバを栽培している。この日は大型のコンバイン2台で、そばの館(町基線104)に隣接する畑でボタンソバを収穫した。
今年は種まき後の気温が高く成長は早かったが、ハチを使った受粉時期の天候不順に加え、朝夕の寒暖差が少なかったことで実の生長につながらず、例年より2週間ほど遅い収穫という。
それでも最近は寒暖差が生まれ、実も大きくなったといい、合田一昭常務は「粒がそろい、収量も良い」と手応えを感じている。
ソバの実は乾燥後に製粉し、そばの館で9日から提供している新そば、同物産の乾麺の原料として使用する。同物産の新そばは10月1日から道内外のスーパーなどで販売する。
町内では28日に「しんとく新そば祭り」も開かれ、新そばならでは緑がかった色合いと風味が楽しめる。(深津慶太)
◆しんとく新そば祭りについて
・第13回しんとく新そば祭り-北海道新得町観光協会
・しんとく新そば祭り9月28日 手打ちそば屋台に10店-十勝毎日新聞電子版(2014/08/30)
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