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鹿追高生がジオツアー企画 参加者を募集

ジオツアーへの参加を呼び掛けるボランティア同好会のメンバー

 【鹿追】鹿追高校(名平裕校長、生徒210人)の生徒が、「ジオ(地球・地理・土地)ツアー~高校生が案内する鹿追の自然と食の満喫体験」を企画した。8月9日に然別湖や農業体験、乗馬、バイオガスプラント視察など半日かけて案内する。生徒たちは「自分たちが学んできた鹿追をたっぷりと発信したい」と張り切っており、参加者を募集している。

 ジオツアーを企画したのは同校ボランティア同好会(高橋風音会長、会員11人)。「町内でもジオがまだまだ知られていない。浸透のきっかけになれば」(高橋会長・3年)と地域貢献活動としてツアーを計画した。

 6月中旬にとかち鹿追ジオパーク推進協議会の協力を得て関係箇所を視察。町民ホールを発着点に(1)然別湖(2)白樺峠(風穴、千畳くずれ)(3)扇ケ原展望台(4)村瀬農場(農業体験)(5)ライディングパーク(乗馬)(6)バイオガスプラント(チョウザメ、マンゴー)(7)笑福(鹿高生オリジナル菓子の提案と試食)を組んだ。

 同好会は、これまで地元の神田日勝記念美術館の子ども向け工作教室「アートキッズクラブ」や、水鉄砲選手権大会のボランティアスタッフとして参加している。自分たちで企画し、発信する今回のツアーに名平校長は「自分たちが勉強してきたことを地域にどう貢献できるかを考え、行動することがボランティアとしての在り方。生徒がジオパークと学校とをつなげてくれたことはうれしい」と生徒の自主性を評価する。

 20日に同校で行われた学校祭の一般公開で、同好会は「鹿高ジオパーク新聞」や下見の様子を掲示してツアー参加をアピールした。見学に訪れた小林潤教育長は「生徒たちが『新地球学』を通して学び、積み重ねてきた地域のことを胸を張って話すことができることは小中高一貫教育の集大成」と歓迎する。

 大熊俊平君(3年)は「案内先での説明は元気にはきはきとやりたい」と話し、三上穂乃実さん(同)は「自分たちと同じ年代の若い人たちに参加してもらえれば」と呼び掛けている。

 ツアーは午前10時~午後4時。対象は小学生以上で、定員25人。参加料は高校生以下1000円、大人1500円(保険料、昼食代などを含む)。募集締め切りは8月1日。申し込み、問い合わせは町ジオパーク推進室(0156・67・2089、ファクス0156・67・2099)へ。(大野篤志)


◆とかち鹿追ジオパークについて
ジオサイトやモデルコースなど鹿追の新たな魅力を発信およびイベント情報など-とかち鹿追ジオパーク推進協議会公式ホームページ

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