輝く「トキ」 水揚げ500キロ 春の定置網漁
【広尾】広尾漁協の春定置網漁で24日朝、トキシラズ(シロザケ)が500キロ水揚げされた。今季の同漁初めてのまとまった水揚げに、浜が沸いた。
今季の漁は、昨年より9日早い14日に町タニイソ付近沿岸の1カ統(漁場)に網入れ。初日は水揚げがなく、以降も十数匹程度にとどまっていた。
操業11日目のこの日、市場には銀鱗(ぎんりん)輝くトキシラズ164匹がずらり。関係者は「しけで数日間、網を揚げなかったことを考慮しても、今の時期としては珍しい。これからが楽しみ」と話した。1キロ当たりの平均価格は1500円。5キロサイズは同2700円の高値を付けた。
同漁のトキシラズは船上活け締めによる高品質に定評がある。25日午前10時から同漁協で開く「魚・直売の日」でも販売される予定。問い合わせは同漁協食品部(01558・2・3202)へ。(関根弘貴)