ナガイモの種イモ植え付け始まる
管内8JAで生産する「十勝川西長いも」の種イモの植え付けが始まっている。農家が専用のプランターに乗り、秋の豊作を願いながら一つ一つ手で土の中に植えている。
十勝川西長いもは台湾やシンガポール、アメリカなど海外にも輸出され、国内外で人気。今年は前年並みの250戸500ヘクタールほどで栽培が予定されている。収穫は11月ごろ。
帯広市川西長いも生産組合の副組合長も務める新井清隆さん(45)=基松町=の畑では、13日に植え付けを始めた。ナガイモが深くまで成長するよう、午前4時からトレンチャー(溝掘機)で深さ約1メートルまで土を軟らかくして整地。同7時から家族やパートタイマー5人で、時速2キロほどでゆっくりと動くプランターに乗り、20センチ間隔で種イモを植えていった。
作業は5日間ほどで終える予定。新井さんは「低温で遅かった昨年より、1週間ほど早く作業が進んでいる。上質なナガイモを国内外に届けたい」と話していた。(眞尾敦)
◆この記事の写真はこちらから購入できます
・ナガイモの種イモ植え付け始まる-かちまいフォトサービス