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リボン販売で義援金 図書館に飲み物を 六中ドネーションシップ

手作りのリボンを手に協力を呼び掛けるプラザ六中の利用者ら

 東日本大震災で壊滅的な被害を受け、仮設図書館で本の貸し出しを行っている岩手県陸前高田市の市立図書館に義援金を送ろうと、複合福祉施設「市民活動プラザ六中」(帯広市東11南9)は「六中ドネーションシップ2013」に取り組む。個人や団体にリボンを販売し、同施設正門前のイチイの木の枝に飾ってもらう。12月2~26日に受け付ける。

 同図書館は震災で職員7人が犠牲になり、蔵書8万冊も流された。震災翌年の2012年3月に仮設図書館が建設され、地域住民の交流の場となりつつある。住民が集い、交流を深める同施設と取り組みが似ていることから、同図書館への寄付を決めた。図書館側は住民に和んでもらうため飲み物を必要としており、その費用として寄付する。

 リボンは個人が1本200円、団体が1本500円。購入すると、同施設を利用する地域住民手作りのリボンのブローチとグリーティングカードをプレゼントする。カードは同施設を拠点に活動する「おとな美術部」がデザインしたものを基にし、印刷は施設内のワークサポートふれあいのスタッフが手掛ける。

 取り組みに向け、同施設を利用する住民たちがリボン作りに励んでいる。同施設ソフト事業推進室の齋藤征人室長補佐は「無理なくできることで誰かの役に立てる試み。リボンの作り手としても、支援する側としても、多くの方に支援していただければ」と呼び掛けている。

 義援金は年明けに木の写真とともに送る。問い合わせは同施設(0155・24・7598)へ。(澤村真理子)

関連写真

  • 被災地図書館に飲み物を 六中がドネーションシップ  2

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