十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

おためし協力隊員が生かす本別の豆スイーツ人気 畜大生小川さんがイベント

本別の豆を使った「アンティブラン」を手にする小川さん

 【本別】帯広畜産大学の女子学生が本別町の地元事業者とコラボしたカフェマルシェが22、24の両日、町内で開かれた。豆の町・本別らしいオリジナル商品として、希少な高級あんこ「稀(まれ)」やキレイマメのきな粉などを原材料にしたスイーツを開発。2日間で限定100個が完売する盛況ぶりだった。

2日間限定で販売
 挑戦したのは、同大3年で清水町出身の小川みずきさん(21)。大のあんこ好きで、将来はあんこ専門のカフェ開設を目指しており、今回の企画は豆の産地で知られる本別町に直談判して実現した。

 地域おこし協力隊に興味がある人が短期移住を体験する「おためし協力隊員制度」を活用した。小川さんはカフェ起業のシミュレーションとして、原材料の仕入れから製造や商品企画、販売まで体験。町内の飲食店3店が協力した。

「稀」を研究し使用
 小川さんは同大で国産小麦の製パン性を解析する研究室に所属し、パンやスイーツ作りが趣味。特にあんこに関しては、あかね大納言で作った「稀」を独自に仕入れるなど、研究に力を入れてきた。

 24日の道の駅ステラ★ほんべつ多目的ホールでは、地元事業者とマルシェを開設。あんことティラミスとモンブランを組み合わせた創作商品「アンティブラン」(400円)を披露した。コーヒーシロップを塗ったスポンジケーキで、あんことバター入り濃厚クリームを挟み、マスカルポーネきな粉クリームや稀のこしあんを飾ることで高級感を演出した。

 両日とも早々に完売し、小川さんは「こんなに反響があると思わなかった。多くの人に自分の商品を手に取ってもらえて、とてもうれしい」と手応えをつかんだ。来場した本別中央小5年の荒木希子さん(11)は「あんこが入っていておいしい。また食べてみたい」と喜んでいた。(若原奈緒通信員)

関連写真

  • にぎわったカフェマルシェ

    にぎわったカフェマルシェ

  • にぎわったカフェマルシェ

    にぎわったカフェマルシェ

更新情報

DCTガーデンにホワイトツリー登場 池田

紙面イメージ

紙面イメージ

11.28(金)の紙面

ダウンロード一括(64MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME