2023トップインタビュー「ダイイチ 若園清社長」
創業65年、原点に立ち返り、地域に根ざす
今年は創業65年を迎え、当社にとっては大きな節目の年になります。ひとえにお客さまに支えられてきた65年でした。創業の原点に立ち返り、食のライフラインとしての社会的使命を心に刻み、従業員一丸となって「お客さまの身になって仕入れと販売」に努めてまいります。
昨年を振り返るとコロナの感染拡大の対応など多難な年でした。コロナ禍の拡大に伴う巣ごもり需要など先が読めず、手探りの商いを強いられる一年でした。コロナの問題は従業員とお客さまの安心安全を第一に取り組んでまいりました。後半は原材料費の高騰などで商品価格が軒並み上がり、お客さまの生活防衛意識が高まりました。
その中で、帯広地区9店舗、旭川地区7店舗、札幌地区6店舗の合わせて22店舗の売り上げは3地区とも前年を上回りました。開店から1年が経過した札幌平岸店は業績に大きく貢献してまいりました。
新しい年も電気代など諸経費高騰への見えない対応を求められますが、上場企業(東証スタンダード、札証)としての義務と責任を果たしてまいります。
社会問題となっている食品ロス撲滅は、業績に直結する重要課題と捉えています。販売予測をしっかり行い、ロス対策を行ってまいります。お店だけでなくご家庭でも食品ロスを出すような商いはしたくありません。損得ではなく善悪を判断基準として捉えています。
社会貢献事業として始めた移動スーパー「とくし丸」は丸5年になります。帯広、旭川各3台、札幌9台の15台が稼働し、事業としての花が開いてきました。もう一歩踏み込んでエリア拡大などお客さまのご要望に対応してまいります。
生活者の普段の食生活に欠かすことのできない業種であると実感しています。
創業時からの先輩たちの足跡を絶やすことなく、地域に根差したスーパーマーケットとして節目の年を迎えます。
2023トップインタビュー「ダイイチ 若園清社長」
<株式会社ダイイチ>
帯広市西20条南1丁目14番地47
TEL:0155・38・3456
https://daiichi-gp.co.jp
- カテゴリ経済企業
- タグ帯広勝毎ビジネス企業なうダイイチ