ロケット・モモ7号機、3日打ち上げ IST 完全無観客で
【大樹】大樹町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は1日、観測ロケット「MOMO(モモ)」7号機の打ち上げを3日午前11時に行うと発表した。時間帯は昼(午前11時~午後0時20分)、夕(午後4時5分~同5時50分)で設定している。
4日を予備日に設定し、同日は昼、夕のほか、朝(午前4時15分~同7時50分)の時間帯も予定している。気象条件などによって延期する可能性もある。
打ち上げ場所は町浜大樹の射場。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、見学場は閉鎖し、完全無観客で行う。周辺は立ち入りが制限される。
ISTは2日、打ち上げに向けた準備作業を進めた。午前10時20分ごろ、荷物の搭載や最終点検を終えた7号機を実験場の格納庫から運び出し、射場近くの折り畳みテントに収納して本番に備えた。打ち上げ実施責任者の堀尾宗平さんは「今のところ順調。1年ぶりの打ち上げで期待と不安はあるが、この1年で着実に前進した。明日はその集大成になる」と話した。
モモは全長10メートルの小型ロケット。3号機以来、2年2カ月ぶり2度目の宇宙空間(高度100キロ)到達を目指す。打ち上げの様子は動画サイトのユーチューブや十勝毎日新聞電子版などで生中継される。(松村智裕)
◆ねじのロケットMOMO7号機打ち上げ
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