空港ビル新社長に川田氏 役員一新 専務に美土路氏
とかち帯広空港のビル施設を運営する帯広空港ターミナルビルは10日午後、臨時株主総会と取締役会を開き、米沢則寿社長(63)=帯広市長=が退任、新社長に帯広商工会議所会頭の川田章博氏(67)を選出した。道内7空港の一括民間委託により、運営会社の北海道エアポート(千歳)による運営が15日に始まるのに合わせ、役員体制を一新した。
川田氏は1952年音更町生まれ。昨年、帯商の会頭に就任。2017年からは2期3年、同社の取締役を務めた。
専務は本迫哲氏(71)が退任し、美土路純一氏(65)が新たに就いた。常務は原田浩信氏(54)。いずれも北海道エアポートの幹部。
他の役員では高橋勝坦会長も退任し、会長職は置かない。取締役の高橋正夫、鈴木良幸、内田哲郎の3氏は退任、増田正二氏は留任。監査役は井上徳之、笹井祐三の両氏は退任、竹田悦郎氏は留任した。
取締役会終了後、取材に応じた川田新社長は「スムーズに運営ができるよう頑張る」と抱負を述べた。
米沢社長は市長に初当選した翌年の11年から5期社長を務めた。(川野遼介、岡田優人)