木のぬくもり感じる器作り まちマイ清水編
羽賀さん3年前から
羽賀義信さん(80)=南1条3=は、原木からの器作りを約3年前から行っている。
工程は、原木をろくろ旋盤で粗削りしたあと、木が変形する恐れがあるので半年間寝かせておく。その後もう一度削り、仕上げは手で紙やすりを使って研磨し、水性の塗料を塗って完成。最初の工程から1年近くかかってようやく完成する。
木のぬくもりに興味があり「何か作りたい」と思っていたとき、鹿追の義弟が木工の皿を製作していることを知り、習いに行ったのがきっかけ。
今まで使用した主な木材はクルミ、センダン、サクラ、エンジュ、カラマツ、カバなど。これまでに35枚ほどの器を製作した。自宅で使用するほか、展示会などに出展したり、寄付したものもある。
羽賀さんは「木工は磨けば磨くほど味が出る。奥が深い」と話す。(林佑哉)
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