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中札内野菜で健康に 七色献立プロジェクト発足

枝豆など中札内産の「七色野菜」。村は地産地消と村民の健康を図る取り組みを始める

 【中札内】村は、村民に村内産野菜を食べてもらって健康づくりを図ろうと、「七色献立プロジェクト」を発足させた。村内の野菜農家や食育サポーター、北海道大学大学院医学研究科と連携し、レシピづくりや講演会などを企画する。第1弾として村民向けの料理講習会が23日午前9時45分から、道の駅なかさつないカントリープラザで開かれる。

 村が2013年6月、健康増進計画策定に当たって実施した村民アンケートでは、1日当たりの野菜摂取量が適正とされる350グラム以上と答えたのは51・9%だった。これについて村福祉課は、「家庭で野菜を栽培している人が多いが、冬になれば価格も高くなり摂取量は減少傾向」と推測する。

 同課では健康診断時の食事指導などを担っているが、「食事制限はつらいが、野菜をおいしく食べる機会を増やして適切な食事に近づけたい」と同プロジェクトを立ち上げた。

 そこで、村の野菜を赤、だいだい、黄、緑、紫、黒、白の7色に分けて、「七色野菜」と命名した。その上で野菜が持つ抗酸化性や生活習慣病予防などをアピールする。

講師の木村光江さん

 JA中札内村青年部(菅野貴赦部長)の協力を得て、料理講習会などで使用する野菜を調達。村の食育サポーターがレシピ集を作製し、野菜の地産地消にもつなげたい考えだ。北大大学院医学研究科は同プロジェクトの事業を効果的に進めるために助言する。

 23日の料理講習会は、北海道フードマイスターで「みーやん」の名で活動する木村光江さんが講師を務める。七色野菜をふんだんに使った「野菜ずし」やトマトのみそ汁、ナガイモのスムージーなどの作り方を教える。

 村民対象で定員は25人。参加費300円。参加者はエプロンや三角巾、布巾を持参する。当日は託児も受け付ける。申し込みは16日まで。

 問い合わせは村福祉課保健グループ(0155・67・2321)へ。
(深津慶太)

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