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“春佳境”種イモ切り 帯広のナガイモ農家

ナガイモの種イモを切りそろえ、消石灰でコーティングする作業に励む神田さん一家(3日午前10時40分ごろ、金野和彦撮影)

 4月に入り気温が上昇するにつれて、十勝管内の農家では春作業が本格化している。ナガイモ農家では種イモを切る作業が佳境を迎える。

 ナガイモは5月中旬の植え付けを前に、種イモを一定の重さに切りそろえた上で、切断面を乾燥・硬化させて雑菌の侵入を防ぐ「キュアリング」を行う。手作業で手間が掛かるため、大規模に栽培する農家では例年、3月上旬に始める。

 帯広市川西町の神田政義さん(62)は今年、0・5ヘクタールの畑でナガイモを栽培予定。周辺農家と比べて栽培面積は小さい方だが、それでも約2万4000個の種イモが必要という。神田さんは「大きくて良い種イモができたが、大きい分、切りそろえるのが大変」と話し、家族3人で手際よく作業を進めていた。(丹羽恭太)

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