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レアルのキャンプ参加へ 池田小5年の望月君「本場のサッカー学ぶ」

「しっかり技術を身に付けたい」と意欲を語る望月君

【池田】スペインの名門サッカークラブ、レアル・マドリードの本拠地「バルデベバス」で行われるトレーニングに、池田サッカー少年団に所属する望月琳太君(11)=池田小5年=が参加する。26日に出発する望月君は「本場の技術を学んで、経験をチームのみんなに伝えたい」と張り切っている。

 レアル・マドリード・ファンデーション(財団)は、世界最高峰のサッカーに触れ、トップ選手育成機関へチャレンジを提供する場として2012年から日本でのキャンプを開催。育成機関のコーチらを招き、昨年は夏と冬に全国6会場で実施、約500人が参加した。望月君は昨年7月28~31日に札幌円山競技場で開かれたキャンプに参加。年代別3カテゴリー各15人の優秀選手の1人に選ばれ、スペイン遠征の切符を手にした。費用は自己負担となる。

 望月君は4歳上の兄の影響もあり、5歳から同少年団のキッズに所属。ポジションはフォワードで、身長1メートル41と小柄だが、スピードと両足でシュートが打てるテクニックを武器にチームのエースとして活躍。4年生の時から十勝トレセンにも選ばれている。「海外のサッカーが大好き。憧れはネイマールとクリスティアノ・ロナルド」という。

 スペイン遠征は6泊8日の予定で、プロフェッショナルなサッカーを目指すためのトレーニングや現役育成機関チームとの練習試合などが予定されている。

 母の美樹さんは「本当にサッカーが好きな子。夢に向けたチャンスをもらえたので、成長してきてほしい」と応援する。同少年団の餌取光一監督は「チームにも刺激を与えてほしい」と期待している。

 望月君は少年団の同級生10人から激励のメッセージが書かれたボール形の寄せ書きも受け取った。「1人でのスペインは少し不安だけど、しっかり技術を身に付けてきたい。4月からは最上級生なので、学んだことをチームのために生かしたい」と話している。(末次一郎)

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