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事業申請1年延期 千代田えん堤周辺一体整備

周辺整備を予定する千代田えん堤。写真右側の十勝川左岸(池田側)に親水護岸などが整備される

台風復旧含め振興案 
 【池田】千代田えん堤から十勝川温泉付近の河川敷の一体的整備を検討する「十勝川中流域かわまちづくり協議会」(会長・勝井勝丸池田町長)が25日午前、町社会福祉センターで開かれ、12月に予定していた国への申請を1年間延期することを決めた。8月の一連の台風被害による影響で、河川敷の復旧工事を含め観光振興ビジョンを固めることにしたため。

 同協議会は池田、幕別、音更の3町と、帯広開発建設部、十勝総合振興局、十勝エコロジーパーク財団、十勝釧路管内さけ・ます増殖事業協会などで構成し、7月に発足。国の「かわまちづくり支援制度」の活用を目指し、周辺自治体と国が一体となった河川敷周辺の整備を検討。12月に同制度を活用した事業内容を申請し、来年3月に登録する計画で準備していた。

 この日は関係者ら約20人が出席。3町の担当者はそれぞれ、河川敷に土砂が堆積した台風後の状況などを報告した。これらを踏まえ、国への申請は2017年12月、登録は18年3月を目指すことを確認した。

 ただ、台風前に計画していた3町それぞれの整備計画は、整備年を遅らせずに進める。池田町は来年度に旧千代田パークホテルの解体と公園整備の設計、音更町はサイクリング道路への看板設置、幕別町はサケ自然観察の案内看板の設置など。帯開建は治水上、必要な整備は「かわまちづくり」とは関係なく進めていく考えを示した。十勝川温泉付近の盛り土などは、計画通り来年度施工の見通し。

 申請延期によって、国の河川敷復旧工事と連動して、観光振興になり得る工事を「かわまちづくり」の事業に新たに盛り込む。勝井会長は「予期しない台風被害を受けたが、3町が連携して事業を進められることを期待する」と話している。(関坂典生)

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