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清水氏初当選 三津氏6選、山崎氏再選 道議選市区

左拳を上げて勝利宣言する野村本部長と初陣を飾った清水氏、妻の美晴さん(左から。12日午後11時。折原徹也撮影)

十勝区は4現職制す
 道議選は12日、投開票が行われ、十勝では7人による混戦となった帯広市区(定数3)、3期ぶりの選挙戦となった十勝区(定数4)で、7候補が当選の喜びに包まれた。

 帯広市区は三津丈夫氏(69)=民主・前=が1万7279票で6選を果たした。清水拓也氏(40)=自民・新=が1万4033票で初陣を飾り、唯一の現職山崎泉氏(41)=無所属・現=が1万2063票で議席を守った。

 上野庸介氏(41)=無所属・新=は9729票、伊賀淳貴氏(53)=自民・新=は9350票、佐々木とし子氏(60)=共産・新=は8245票、編田照茂氏(60)=無所属・新=は6262票で及ばなかった。

 5期務めた三津氏が昨年末の衆院選出馬で辞職し、小野寺秀氏が引退を表明して迎えた今回選。自民は清水、伊賀両氏を公認したが、公認漏れの上野、編田両氏も無所属で出馬し、党系列候補が乱立。民主は三津氏、共産も新人の佐々木氏を擁立、現職で新党大地系の山崎氏を含めた計7氏による激戦となった。

 三津氏は保守分裂の中、唯一の民主公認として手堅く組織を固めた。清水氏は幅広い企業や団体の推薦を受け、父親で前衆院議員、元道議の誠一氏の後援会も動いて、4年前の道議落選の雪辱を果たした。山崎氏は推薦する新党大地が終盤にてこ入れ。基盤の若年層支持も取り込んだ。

 上野氏は公明票を一定程度取り込んだが及ばなかった。伊賀氏は知名度不足が最後まで響き、中川郁子衆院議員の不祥事も誤算だった。佐々木氏は党の躍進を追い風とし、編田氏も組織に頼らない選挙を展開したが、広がりを欠いた。

管内町長らに囲まれ、喜びの拍手をする喜多さん(中央)と礼子夫人(右、12日午後9時10分ごろ)

 12年ぶりの選挙戦の十勝区は喜多龍一氏(63)=自民・現=が2万4540票で前回(03年)に続きトップで6選を決め、大谷亨氏(67)=自民・現=が2万3095票、池本柳次氏(68)=民主・現=が2万915票、佐々木恵美子氏(65)=無所属・現=が1万6879票でそれぞれ5選を果たした。山川秀正氏(62)=共産・新=は9431票と及ばなかった。

 十勝区は、共産が山川氏を擁立し、12年ぶりの選挙戦に突入した。

 喜多氏は、自民や公明の他、新党大地系の支持層も一定数確保し基盤を固めた。池本氏は、労組を中心とする民主票を集め、士幌や新得、本別、幕別など旧国鉄OBなどを手固くまとめた。大谷氏は、農業者を中心に支持を集め、地元芽室で他候補を圧倒した。佐々木氏は、草の根運動で女性を中心に支持を広げた。

 山川氏は、地元音更を中心に一定の浸透を見せたが、出馬の遅れで知名度不足を克服できなかった。


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