サッカー中継、VRで没入 熱気や感動も共有 フォレストデジタル
浦幌町のIT企業「フォレストデジタル」(辻木勇二CEO)は、空間型VR(仮想現実)サービス「uralaa(ウララ)」を活用し、サッカーJリーグのパブリックビューイングを大阪・関西万博会場で開いた。約150人が臨場感あふれる映像に包まれ、熱気や感動を共有するイマーシブ(没入)体験を味わった。
スポーツチャンネル「ダゾーン」との協業で、5日に実施。茨城県で実施した鹿島アントラーズ対ガンバ大阪の試合をリアルタイムで中継した。
ウララは高精細映像を室内空間に投影し、VR用ゴーグル不要で没入体験を味わえる。自然映像のほか、スポーツや地域イベント、音楽などのライブ映像を配信している。
万博会場では幅4・4メートル高さ3・5メートルの映像を、正面と左右の壁、天井の4面に投影。複数の専用カメラをゴール横に設置し、約500キロ離れたスタジアムの熱気や臨場感を伝えた。ピッチサイドの“特等席”から観戦した参加者は「その場にいるような雰囲気」「圧倒された」と感動していた。
辻木CEOは「万博での成功を起点に、日本中どこからでも好きなチームやコンテンツを共鳴しながら楽しめる未来を広げていきたい」と話した。(池谷智仁)












