広尾に2泊3日のホームステイ 東京都の児童がコンブ漁など体験
【広尾】広尾町が東京都荒川区の小学生を受け入れる「農山漁村ホームステイ」が26~28日、町内各所で行われた。子どもたちは川や磯遊びなどの広尾の豊かな自然、コンブ漁や酪農の手伝いなどの1次産業体験を通じて、「地方の暮らし」を満喫。都会では経験できない思い出を胸に刻みながら、涙と笑顔で広尾を後にした。(松岡秀宜)
地方と都市の交流と、食や農山漁業に関心を高めてもらおうと、町と町ホームステイ受入協議会(浜野隆会長)が2015年度から実施。今年も、荒川区立屋久西小学校(大野良子校長)の5年生68人が、引率教諭6人とともに町に訪れた。
26日の入村式を終えた子どもたちは、4~5人のグループに分かれて、音調津、野塚、豊似、市街地区のホームステイ先に移動。子どもたちを受け入れた計17家庭が、それぞれ独自に企画した「体験メニュー」を楽しんだり、広尾ならではの料理に舌鼓を打ったりした。
音調津地区の徳成達廣さん(76)宅には、高橋陽輝さん、栗村澪さん、佐々木維(つなぐ)さん、島田絢太(けんた)さんの男子児童4人が滞在。河川敷でのたき火によるマシュマロ作り、五右衛門風呂への入浴、取れたてのジャガイモによるポテト料理も味わった。
高橋さんは「(家庭用の)ゲーム機とは違った面白さがあり、自然で遊ぶのが、こんなに楽しいとは思わなかった」と話し、クラスメートや徳成さんと一緒に過ごす夏のひとときに、満面の笑みをみせた。
最終日は広尾小学校の児童とも交流。退村式では、子どもたちは「お礼の歌」を披露。お世話になったホストファミリーに感謝の手紙を渡すと、子どもたちだけでなく「広尾の父さん母さん」も涙ぐんだ。子どもたちを引率した大野校長は「貴重な体験ばかりで、子どもたちも成長したと思う」と話していた。