北斗クリニックが皮膚科開設 奈良平医師が常勤
社会医療法人北斗(帯広、橋本郁郎理事長)が運営する「北斗クリニック」(市稲田町基線7)は、皮膚科を開設した。皮膚科専門医の奈良平敦司医師(34)が担当する。
開設は7月7日。奈良平医師は東京都出身、北大卒。同大大学病院や市立釧路総合病院、帯広厚生病院で勤務した。「帯広は人口に対して皮膚科が足りないので一翼を担えれば。小児に力を入れながら、高齢の患者にも頼りにされる皮膚科を目指していきたい」と抱負を語る。
同クリニックでの皮膚科は、非常勤の医師が診療することはあったが、常勤の医師が担当するのは初めて。
難治性の乾癬(かんせん)や重症のアトピー性皮膚炎、汎(はん)発性円形脱毛症に対し、生物学的製剤の導入が可能な施設として日本皮膚科学会の承認を受けている。保険適用外のAGA(男性型脱毛症)の治療と帯状疱疹(ほうしん)ワクチンの接種にも対応する。(高井翔太)