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市内飲食店情報ポータルサイトの実証事業を開始 HNHとANAあきんど

帯広市内のホテルなどで掲示されるポスターやポップなどを手にする関係者

 地域創生事業に取り組むANAあきんど(東京)などの観光関係事業者が連携し、6月から帯広市内の飲食店情報をまとめたポータルサイトの実証運営を行っている。各店舗について60秒の紹介動画が付いているのが特徴で、来店前に店の雰囲気やサービス内容をチェックできる。来年3月末まで実証して利用効果や観光客の動向調査を行い、十勝・帯広の観光促進に役立てたい考えだ。(児玉未知佳)

 ANAあきんどが企画し、札幌をはじめ道内他地域でもすでに展開されている事業。動画制作やウェブ構築事業などを展開するHNH&ソラノリアル(札幌)がサイト運営を担う。

 HNHの杉山りょう代表は、帯広エリアの観光・ビジネス向けの飲食店PRは、自治体などが発行する紙媒体が主になっている現状を指摘。「場所と簡単な案内だけでは、域外からの観光客には情報が伝わりにくく、紙ゆえに、その効果がどこまであるのかデータも取りにくい」と説明する。

 今回制作したサイトは、観光客をメインターゲットとし、店の基本情報のほか、各紹介ページに60秒動画を設定。写真や記事だけでは見えない店の雰囲気や店員の人柄、サービスがより具体的に伝わるよう工夫した。インバウンド(訪日客)対応のため多言語仕様となっている。

 6月から市内ホテルなどにポップを設置しており、スマートフォンでQRコードを読み込むとポータルサイトにつながる。現時点で約30店分を掲載しており、今後、運用しながら増やしていく予定。実証で取得した利用者層や閲覧順位、閲覧者の関心などのデータは、帯広観光コンベンション協会と共有し、今後の施策に役立てたい考えだ。

 杉山代表は「店選びに役立ててもらうのと同時に、『知らないから行かない』を無くし、来帯者の積極的な外出を促していけたら」とし、ANAあきんど十勝エリア担当の正木春樹さんは「帯広の観光を盛り上げる一助になれば」と話している。

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