東北海道の若者ら招きライラセミナー 国際ロータリー第2500地区
【中札内】国際ロータリー第2500地区(小谷典之ガバナー)の「第41回ライラセミナー」が4月26、27の両日、中札内村のグランピングリゾートフェーリエンドルフで開かれた。東北海道の各分区から、20代中心の若者とロータリークラブ(RC)会員ら約90人が参加した。
14~30歳を対象とした「ロータリー青少年指導者養成プログラム(RYLA=ライラ)」で、毎年実施している。今年度は帯広西RC(飯田正行会長)がホストを務めた。
開講式では、小谷ガバナーと飯田会長がそれぞれ「新しい視点を得られる」「価値観がアップデートされる2日間になることを期待している」とあいさつ。来賓の森田匡彦中札内村長が激励の言葉を贈った。
初日は、社会人サッカーチーム・北海道十勝スカイアースの統括GMで、元サッカー日本代表の城彰二さんが講演した。城さんは父の影響で幼稚園時代に野球を始め、小学5年生でサッカーに転向。「うまくなるために懸命に努力した」と少年時代を振り返った。
1998年のW杯フランス大会では期待されながらもノーゴールに終わり、帰国時に空港で水を掛けられるなど非難を浴びた。その後もバッシングはやまず、「人生を終わらせたいとまで考えた」と吐露。その時に父から掛けられた言葉に発奮し、挫折を克服したことを明かした。最後に「夢はイコール目標。自分の強みと弱み、何が足りなくて何が必要か、分析することが大切」と訴えた。
釧路北ロータアクトクラブ会員の小島大輝さん(31)は「セミナーの成果を釧路に持ち帰って共有したい」と話した。(斉藤さゆり通信員)