動物たちとしばしお別れ、最終日にぎわう おびひろ動物園冬季開園
おびひろ動物園(稲葉利行園長)は24日、今年度の冬季開園の最終日を迎えた。午前中から親子連れなど多くの人でにぎわっていた。
今季の冬季開園は昨年12月1日にスタートし、土日、祝日に開園。大雪の影響で2月8、9の両日に開園を中止し、11日から営業を再開していた。
この日の帯広は晴天に恵まれ、開園の午前11時前から20人以上が並んだ。園内では、寒い中でも活動的な姿を見せるホッキョクグマなどの動物に、来園者らが見入っていた。
新キリン館横の屋外展示スペースでは、キリン3頭が白い息を吐きながら元気な姿を見せていた。市内から家族4人で訪れた小泉結愛(ゆあ)さん(6)は、妹の沙桜(さら)ちゃん(4)と一緒にキリンを観察し、「首が長くてかわいい。動物園の中で一番キリンが好き」と話していた。
昨年12月ごろから休止していた新キリン館への引っ越し馴致(じゅんち)は3月下旬の雪解け後から再開する。
一般公開時期は未定で、同園は「公開はゴールデンウイークよりも後になる見通し。安全を重視して焦らず時間をかけて馴致を行っていく」としている。
夏季開園は4月26日からを予定している。(北村里沙、菊地青葉)