「めむろワイナリー」の赤、JRタワーホテル日航のプライベートワインに
【札幌】JRタワーホテル日航札幌(札幌市中央区)は3月1日から、芽室町内のワイン醸造所「めむろワイナリー」(中美生、尾藤光一代表)の赤ワイン2種を、同ホテルのプライベートワインの第2弾として館内のレストランで販売する。同ホテルでは「十勝の気候や土壌の特徴を最大限に引き出している高品質のワイン。国内外のお客さまにおいしさを知ってもらいたい」としている。(安藤有紀)
同ホテルは、北海道ワインの魅力を伝えようと2023年からプライベートワインを販売。第1弾の「キャメルファームワイナリー」(後志管内余市町)に続く候補を探す中でめむろワイナリーを知り、同ホテルのソムリエらが昨年11月にワイナリーを訪問した。生産者ごとに仕込みのたるを分ける「畑ごとのワイン」造りを高く評価、矢田部謙作飲料支配人は「生態系を守りながら取り組み、地域経済の活性化に寄与している。最新鋭の機械を使うなど科学的な視点でもおいしさを追求して進化している」と選定理由を語る。
2種は菊地さん黒田さんの畑産
今回の2種は、同ワイナリーの主力商品「山幸」のうち、菊地英樹さんと黒田栄継さんの畑のもの。菊地さんのワインは、優しい口当たりと華やかな香りが特徴で、和食にも合うという。黒田さんのワインは野性味あふれる力強い味わいがあり、肉料理と好相性。矢田部さんは「ぜひ飲み比べてもらいたい」と話す。
同ホテルがワインをたるごと買い付け、オリジナルラベルを付けて館内4カ所のレストランで提供。グラス1杯2200円、ボトル1本1万2800円。各290本限定。
今月15日に開かれるJR北海道ホテルズ(札幌市)の会社設立25周年記念イベントで、両ワインがお披露目される予定。同ワイナリーの尾原基記醸造責任者によるワインセミナーも行う。