共同電設の山本さんが最優秀 電気工事技能競技十勝大会
十勝電気工事業協同組合(武藤哲也理事長)は20日、第2回電気工事技能競技十勝大会を帯広市内の帯広職業能力開発センターで開いた。3人が配線作業の技能を競い、共同電設(帯広)の山本貴幸さん(34)が最優秀に輝き、9月に札幌で開かれる北海道大会への切符を手にした。
同大会は同組合青年部が2年前に創立40周年を記念して初めて開催。今回は親組合が主催した。業界の人手不足が課題となる中、若手人材の育成や技術向上、業界の魅力アピールの場とすることが目的。
今大会には山本さんのほか、相互電業(帯広)の多田祥悟さん(20)と光陽・電気(音更)の松川敏己さん(21)が出場した。3時間の制限時間の中で、一般家庭で使われる電気設備の図面を見ながらコンパネに配線を施し、時間と正確性、見栄えの良さを競った。
山本さんは「みんな横並びだったので、最優秀を取れてうれしい」と喜ぶ一方、「配管や、配管の中に電線を通す作業がいつもと比べて時間がかかった」と課題にも言及。北海道大会に向け、「全体的に時間を縮め、余裕を持って完成させられるように仕上げていきたい。金賞を取って全国大会を目指したい」と意欲を見せた。
全国大会は11月に横浜で開かれ、北海道から2人が出場できる。(津田恭平)