フルーツカット、金賞は土江田さんと清水さん 帯広調理師専門学校コンテスト
帯広調理師専門学校(遠藤珠子校長)で7日、「フルーツカットコンクール」が開かれ、学生22人が8班に分かれて果物のカット技術や盛り付けを競った。金賞には土江田真央さん(18)と清水日葵さん(19)のグループが選ばれた。
リンゴとグレープフルーツ、パイナップルを3人班は18分以内、2人班は21分以内の制限時間でカットした。学生たちは協力し合いながら練習してきた成果を発揮し、芸術的な盛り付けの作品を仕上げた。
審査では技術や盛り付けに加え、材料を無駄なく使用しているかどうかや衛生面も評価の対象となった。金賞の土江田さんと清水さんの作品は「華麗~洗練された美」と題し、「食べたくなるデザイン」として評価された。2人は「カット面をきれいに見せることを意識した」と話した。
学生たちの指導を行い、審査も担当した市内のバーテンダー柴田輝(あきら)さんは講評で「評価の高い作品は包丁の使い方のレベルが高かった。フルーツカットのみならず、料理全般における包丁の基礎を卒業するまでに身に付けてほしい」と学生に呼び掛けた。(長尾悦郎通信員)