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北京五輪銅の森重ら3選手が抱負 オカモトホールディングス所属選手会見

ガッツポーズで意欲を示す(左から)坂田選手、森重選手、久保選手

 オカモトホールディングス(帯広市、岡本謙一社長)は25日、同社で所属アスリートの発表会を開いた。今年度に加入したスピードスケートの2022年北京五輪男子500メートル銅メダリストの森重航選手(22)=根室管内別海町出身=と競泳男子自由形の坂田怜央選手(27)=帯広市出身=、昨年度から所属するスピードスケート男子の久保向希選手(23)=幕別町出身=が次期五輪に向けた抱負を語った。

 森重選手は今春、専修大を卒業し、帯広に移住。「北海道出身なので道内の企業に声を掛けてもらえてうれしい」と話す。26年ミラノ・コルティナ五輪が2季後に迫る中、「今季は挑戦の一年にしたい」とし、ショートトラックの練習を本格的に取り入れる予定。「長所のコーナーワークをさらに伸ばし、バックストレートでの最高速度を世界一にしたい」と意気込む。次期五輪に向け、「金メダルを取り、30年五輪につなげたい」と語った。

 久保選手は1学年下の森重選手について「高校時代から競い合っている。今は一歩置いていかれているが、次の五輪では肩を並べ、将来的に専門の1000メートルで世界記録を出したい」と意欲を新たに。「調子を落とした21年以降、復調している。今季は帯広開催のワールドカップで結果を出し、1000メートルは日本記録の1分6秒台が目標」。出場すれば初となる26年五輪は「出場を最低ラインにメダルを目指す。次の30年五輪で金メダルを取りたい」と力を込めた。

 坂田選手は五輪に縁がないまま22年3月に引退したが、今春に現役復帰。オカモト-が運営し、中学卒業まで通った帯広スイミングスクールで練習に打ち込む。昨年は東京から帯広に戻り、地元企業で働いていたものの「社会人を経験する中で『もっとやれた』と五輪への意欲が湧いてきた」という。

 「18年のアジア大会から代表歴は止まっているが、自由形100メートルでの五輪出場を目指し、死に物狂いで頑張りたい」と古巣での悲願達成を目指す。

 岡本社長は「3人とも国内外でトップクラスの実績を持つ選手。次の五輪で大活躍してもらい、子どもたちが大きな夢を持つよう全面的にバックアップしたい」と約束した。(松村智裕)

関連写真

  • 会見に臨んだ(左から)坂田選手、岡本社長、森重選手、久保選手

    会見に臨んだ(左から)坂田選手、岡本社長、森重選手、久保選手

  • 意気込みを語る坂田選手

    意気込みを語る坂田選手

  • 意気込みを語る森重選手

    意気込みを語る森重選手

  • 思いを語る森重選手(中央)。左は坂田選手、右は久保選手

    思いを語る森重選手(中央)。左は坂田選手、右は久保選手

  • 意気込みを語る久保選手

    意気込みを語る久保選手

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