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藤丸の穴拡大 3月の大型7店売り上げ 25%減

 帯広商工会議所(川田章博会頭)は、市内大型店4店とスーパー3社の3月の売り上げ実績をまとめた。うち、大型店は前年同月比25%(4億1800万円)減の12億8100万円にとどまり、同様に減少していた2月(同16・6%減)を超える減少幅となった。「藤丸の閉店によって、百貨店固有の市場損失が深刻化している」などと危機感を示した。

 大型店は1月末に藤丸が閉店したため、イオン帯広店とイトーヨーカドー帯広店、長崎屋帯広店、MEGAドン・キホーテ西帯広店の4店。うち3店は前年同月の売り上げを上回り、1店は下回った。2月は2億2000円の減少で、3月の減少額はほぼ倍に。

 減少幅が大きかった品目はギフトや外商関連で約7割減。衣料品も約5割減少した。帯商は「閉店セールの反動ではなく、百貨店固有の市場が失われた」とし、「3月は前年の藤丸売り上げ分の約9割が失われた。インターネット通販や札幌などに客が流れ、域内循環が成り立たなくなっている」としている。

 スーパー3社(フクハラ、ダイイチ、マックスバリュ)は同3・4%増の34億1200万円。2社が前年同月を上回り、1社が下回った。帯商は「昨今の売り上げ増加は物価高が要因。ただし、物価が15%ほど上がっているのに対し、売り上げの増加は3・4%。消費者の節約志向は顕著となっている」と分析している。(吉原慧)

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