東洋の通販サイトがリニューアル1周年
帯広市を中心に印刷や通販、イベント事業などを行う東洋(角高紀社長)の通販サイト「食べレア北海道」が開設1周年を迎えた。北海道内各地の特産品を取り扱っており、サイトを担当する地域活性事業部の水野悠一次長は「道南やオホーツクの食材の取り扱いも増やし、北海道全域をカバーするサイトに成長させたい」と話している。
サイトは2021年10月に、十勝・釧路地域の食材を販売する通販サイト「TON×TON(とんとん)マーケット」をリニューアル。取り扱い産品を道内全域に広げ、名称にも北海道を入れることでサイトの利便性と認知度アップを図った。現在では、石狩など道内9振興局の食材がラインアップに並び、商品数は約1000点に及ぶ。
売上額もリニューアル前と比べ約2・5~3倍と増加。利用者は道内在住者が多いが、テレビなどでも紹介され人気が高まったハピまん(音更、ハピオ)などでは道外からの注文も。
同社では「通販サイトは一度きっかけを得て認知度を高めると、何倍にも利用が伸びる」とし、利用者増を目指す。10月から翻訳機能を整備し、英語・中国語・韓国語の3カ国語に対応して裾野の拡大を図るとともに、SNSの発信を強め、首都圏などでの認知度を高めていきたい考え。
水野次長は「価格勝負になるのを避けるため、独自ギフトの取り扱いを増やし、サイトの魅力を高めたい」と意気込む。サイトは1周年を記念して31日までポイント10倍のキャンペーンを開催中。同社は「おいしい食材がそろっているのでこの機会に利用してほしい」とPRしている。(吉原慧)
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