かっぴー原作「ロケット漫画」始動 ISTなど全面協力
【大樹】人気漫画「左ききのエレン」の作者“かっぴー氏”を迎え、ロケット開発をテーマにしたWEBTOON(韓国発のデジタルコミック)の開発プロジェクトが始動した。大樹町内のロケット開発企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)と、北海道スペースポート(HOSPO)を推進するスペースコタン(小田切義憲社長)が全面協力する。
ISTやHOSPO構想に協力するインクルーシブ(東京)と同社の子会社が取り組む。ロケット開発を身近にするのが目的。今年秋の公開を予定している。16日、ISTとスペースコタンを通じて公表した。
かっぴー氏は「左ききのエレン」「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」などで知られる人気漫画家。「左きき-」はテレビドラマ化もされた。プロジェクトではISTや大樹の取り組みをモデルに、民間ロケットで宇宙に到達するまでの波瀾(はらん)万丈の物語を漫画化する。
かっぴー氏は「宇宙開発はお仕事漫画の題材として最高難度の『ラスボス』。取材して、事実に基づく原作が書けたら」とのメッセージを寄せた。
IST創業者の堀江貴文さんは「宇宙飛行士を支える無数の人々に光を当てたい-と思っていた。技術者たちの物語が生まれることになり期待している」とのコメントを出した。
(能勢雄太郎)