町内全世帯に牛乳券配布を計画 鹿追町
【鹿追】鹿追町は牛乳消費拡大に向け、来年1月、町内全世帯に1世帯当たり牛乳券1000円分を配布することを計画している。1月11日予定の町議会臨時会に関連予算を提案する。喜井知己町長は「生乳は非常に厳しい状況におかれている。鹿追は生乳の一大産地であり支援していきたい」と述べた。
24日に開かれた町議会全員協議会で、町が明らかにした。
牛乳券は200円券が5枚セットになっており、牛乳や乳製品購入に使用できる。配布世帯は2510世帯、予算は299万円を見込んでいる。費用のうちJA鹿追町(木幡浩喜組合長)が約50%に当たる149万円を負担する。牛乳券は予算可決後、各世帯に郵送する計画。
喜井町長は「来年1月に開催予定のしかりべつ湖コタンや成人式でも牛乳を配布するなど、消費拡大をPRしていきたい」とした。
町内ではこのほか、町や同JAなどで組織する町農畜産物需要拡大推進協議会と町酪農振興会が、Aコープ鹿追店で特選よつ葉牛乳(1リットル入り)を60円引きで購入できる応援企画を31日まで実施。町職員互助会は、仕事納めの日(30日)と来年の仕事始め(1月6日)に計約600本(1本200ミリリットル入り)を全職員に配布する。(平田幸嗣)
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