加工本番 スイートコーン 取れたて次々と 日本罐詰十勝工場
【芽室】日本罐詰十勝工場(町西9ノ9)でスイートコーンの加工が本格化している。取れたての十勝産コーンが次々と運び込まれている。
トラックで運び込まれたコーンは、皮をむいた後に選別、洗浄、機械で粒を取る工程、加熱や冷却などを経て、急速冷凍で保管される。冷凍の粒コーンやレトルトのスープなどに使用される。
今年は「高温が続き、成長も早かった」(同社)ため、受け入れは例年よりも1週間ほど早く始まった。試験製造を経て、8月9日から本製造に入った。製造は9月中旬にも終了予定。
同社によると、今年の作付けはコロナ禍による外食産業の自粛営業などを受け、例年よりも少ないが、出来に関しては、7月中旬以降の寒暖差によって例年より甘めという。後藤勝幸取締役生産本部長は「新鮮なうちに加工製造を行うことで、素材の味をしっかりと生かしている」とPRする。(松岡秀宜)