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本州出荷へ小麦の受け入れ開始 十勝港・農協サイロ

トラックの荷台から流し込まれる今年産小麦(10日午前9時半ごろ)

 【広尾】農協サイロ(社長・笠井安弘JAおとふけ組合長)の十勝港広域小麦流通センターで10日、今年産の小麦の受け入れが始まった。昨年より3日遅い。10月ごろまでの3カ月間は輸送・搬入の最盛期となる。

 管内の各JAとホクレンが出資する農協サイロの同センターは、11万7000トンの小麦を収容できる。各JAで乾燥・調製した小麦を保管し、関東、関西方面の製粉会社などに向けて船で出荷する。

 管内の秋まき小麦の収穫は7月中旬に始まり、今月5日でほぼ終了。この日はJAめむろとJAおとふけから「きたほなみ」1000トンが運ばれた。午前9時ごろからトラックが順次到着し、大量の小麦が荷台から黄金の滝のようにサイロ内へ流し込まれた。

 同社は「スムーズな入庫を進め、保管管理に十分注意を払いたい。十勝産小麦の流通拠点として、製粉会社に安定的に供給する役割を十分果たしていく」としている。(松村智裕)

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