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MOMO7号機打ち上げへ最終リハーサル 大樹・IST

射場で立ち上がったMOMO7号機(1日午前6時20分ごろ、大樹町浜大樹。小山田竜士撮影)

 【大樹】町内のベンチャー企業インターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)は1日午前、町浜大樹の実験場で観測ロケット「MOMO(モモ)」の7号機の打ち上げに向けた最終リハーサルを行った。ISTは今夏、改良版モモ2機の打ち上げを目指している。

 この日は打ち上げ当日と同じ発射時刻の午前11時に、エンジン着火直前までを確認する「フルドレスリハーサル」を実施した。

 午前4時半ごろから社員が町多目的航空公園内の交流施設に集合し、打ち合わせ後、実験場や指令所に移動。実験場では射場近くの格納用テントから機体を出して慎重に立ち上げ、推進剤のエタノールと液体酸素を充填(じゅうてん)した。機体や地上設備の状態、各担当者の動きなど最終チェックを行った。

 6月28日には実機型の統合燃焼試験(CFT)に成功。7号機を使い、予定していた5秒間のエンジン燃焼で正常な動作を確認できている。稲川社長は「CFTとフルドレスリハーサルを無事にクリアできた。自信を持って打ち上げに臨める」と話していた。

 ISTは昨年7月、エンジン点火器の不具合で7号機の打ち上げを延期。その後、エンジンや電子機器などを全面的に見直し、1年がかりで改良版モモ(全長10・1メートル)を完成させた。2019年5月以来の宇宙空間(高度100キロ)到達を目指す。(松村智裕)

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  • 射場で徐々に立ち上がっていくMOMO7号機(1日午前6時20分ごろ、大樹町浜大樹。小山田竜士撮影)

    射場で徐々に立ち上がっていくMOMO7号機(1日午前6時20分ごろ、大樹町浜大樹。小山田竜士撮影)

  • 射場で報道陣の質問に答えるISTの稲川社長(1日午前6時45分ごろ、大樹町浜大樹。小山田竜士撮影)

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  • 射場で徐々に立ち上がっていくMOMO7号機(1日午前6時20分ごろ、大樹町浜大樹。小山田竜士撮影)

    射場で徐々に立ち上がっていくMOMO7号機(1日午前6時20分ごろ、大樹町浜大樹。小山田竜士撮影)

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