宇宙のまちづくりを電柱看板で応援 北電興業
【札幌】北電興業(札幌、恩村裕之社長)が、大樹町の「宇宙のまちづくり」を応援する地域貢献型電柱看板の取り扱いを22日から始めた。同町とインターステラテクノロジズ(IST、稲川貴大社長)と連携した取り組み。同社では「機運醸成と事業支援につながれば」としている。
電柱広告を通じて町の取り組みを応援し、地域の発展に貢献したいと北電興業が町とISTに提案。「大樹町の構想は、北海道の成長発展や国の宇宙戦略にも好影響をもたらす事例」(北電興業広告部)と提案理由を語る。
企業や団体などがスポンサー(広告主)となり同看板を設置すると、電柱広告1カ所につき1000円が大樹町を通じてISTらの事業に寄付される。
寄付金の用途は2種類あり、Aタイプは宇宙関連の実験・ビジネス推進事業に、Bタイプは多目的航空公園の機能拡充事業にそれぞれ活用される。
看板広告費用は、初年度が1面1カ所につき計1万4500円(税別)。従来価格に比べ低く設定し、看板にはひと目で事業が分かるよう、ロケットのデザインを入れた。北電興業では「当社と行政、地元民間企業の3者が連携した初の取り組み。共にまちを盛り上げたい」としている。
問い合わせは同社帯広営業所(0155・24・5627)へ。(安藤有紀)