市集団接種始まる ヨーカドーで65歳以上
帯広市は21日、イトーヨーカドー帯広店(稲田町南8線)を会場に新型コロナウイルスワクチンの集団接種を開始した。1日から指定医療機関で行われている個別接種と並行することでスピードアップを図り、接種を希望する全ての高齢者が7月中に2回の接種を終えられるようにする。
当面は8月中に個別接種の予約を入れている65歳以上の高齢者(約1万4000人)のうち、7月末までの接種の前倒しを希望する人を対象とする。予約状況に応じて社会福祉施設などの従事者にも広げる。
集団接種会場は同店の2階フロアに開設。会場の開設期間は21日~7月31日の40日間(7月11日は除く、受付時間は午前10時~午後4時)。1日最大400人のペースで接種を進める。
初日は医師2人、看護師9人、受け付けや誘導案内を担当する職員22人の接種体制で、午前中は約140人に接種。午後に予定する260人と合わせて約400人の接種に対応する。
1回目の接種を受けた吉田憲二さん(65)は「2回の接種もあるが、ワクチンを打てて一安心できた」と話していた。(岡田優人)