カミシホロホテル7月4日に開業 上士幌
【上士幌】町市街地で建設中のカミシホロホテル(町上士幌東3線237)の開業日が7月4日に決まった。同ホテルはタブレット端末でチェックインし、客室の解錠は顔認証システムで行うなどICT(情報通信技術)を活用。予約は6月上旬から受け付けられるよう準備を進めている。
同ホテルは商店街の中に建ち、建物は木造2階建て、延べ床面積353平方メートル。敷地面積は835平方メートル。
客室は15室でシングルタイプの広さだが、ダブルベッドで定員は2人。シャワーブースとトイレ、テレビなどを備えている。フロントからの届け物を部屋のデリバリーボックスで受け取り、ホテルスタッフと顔を合わせないこともできる。
1階には、Wi-Fiを完備したラウンジを設け、宿泊者がビジネスでも利用できるようになっている。夕食は付かないが、朝食は無料で、地元の人気パン店「トカトカ」のパンや、町内産生乳を使い低温殺菌でつくる道の駅かみしほろの牛乳「上士幌フレッシュミルク」、地元食材での副菜などを提供する。宿泊料金は検討中。
運営会社の「ルイス・ミッシェル」(町上士幌東3線244、丸山勇雄社長)は、観光地などで過ごしながらリモートで仕事もするワーケーションの宿泊パッケージや、町内事業者と連携したアクティビティーの企画なども今後検討していきたいとしている。
支配人の島田裕子さんは「部屋でリラックスして便利に過ごしてもらえるホテルにしていきたい」と話している。
ホテルの詳細はホームページに掲載されている。同ホテルは、業務全般を行うスタッフ(パート)を募集している。問い合わせは島田さん(080・9531・8478)へ。(平田幸嗣)